
以前、車が苦手な妻のために1ボックスカー選びを本気で考えた話を書いた。あの記事では車酔い対策グッズや運転の工夫の話が中心だったけど、今回は少し違う視点の話。実は購入したステップワゴン自体に、車酔いを軽減するための工夫が設計されているらしい、ということを知ったので調べてみた。
Honda公式サイトで見つけた「酔いにくい工夫」
きっかけはHondaの公式サイトに載っていたストーリー記事(global.honda/jp/stories/028.html)。現行のステップワゴンの開発にあたって、車体性能・インテリアデザインの両面から「酔いにくさ」を意識した設計がされていることが紹介されていた。
開発を担当したエンジニアやデザイナーへのインタビュー形式の記事で、車体性能開発を担当したチーフエンジニアや、インテリアデザインを担当したデザイナーなど、複数のスタッフが「酔いにくい車」を目指して工夫した点をそれぞれ語っている内容だった。
ポイント1:ボディー剛性とサスペンションで、そもそもの揺れを減らす
まず基本になっているのが、車体そのものの動き。ボディーの剛性やサスペンションの性能を高めることで、走行中の余計な揺れそのものを抑える方向で設計されているとのこと。車酔いの大きな原因が「体が感じる揺れ」と「視覚情報のズレ」のミスマッチだとすれば、まずその元になる揺れを減らすのは基本かつ重要なアプローチだと感じた。
ポイント2:インテリアに「水平線」を意識したデザイン
個人的に「なるほど」と思ったのがこの部分。インテリアデザインのあちこちに、水平を感じられるラインを意図的に取り込んでいるらしい。車体が傾いたときに、視界の中に水平の基準線があることで、脳が姿勢を立て直しやすくなる、という考え方のようだ。
窓ガラスの切り取り方やピラーとルーフのつなぎ目、エアコンの吹き出し口の位置まで、どの座席に座っても水平のラインが感じられるように統一されているという話で、ここまで細かく設計されているとは正直知らなかった。
ポイント3:3列目でも見通しのいい視界を確保
車酔いは3列目のような後方の座席ほど起きやすいとよく言われる。ステップワゴンでは3列目の前方への見通しを意識した設計になっていて、視界を確保することで酔いにくさにつなげているとのことだった。
妻の車酔いにも効果があるといいな、という話
前回の記事では、車自体というより「対策グッズ」や「運転の工夫」で妻の車酔いにどう向き合うかを書いた。でも今回調べてみて、そもそも乗る車自体にこういう工夫が入っているなら、それだけでも状況が変わるかもしれないと感じている。
とはいえ、まだ納車前なので、実際に妻を乗せてどのくらい違いを感じられるかは正直まだわからない。納車されて実際に乗ってみたら、その感想もあらためて書いてみたいと思う。
車酔いしやすい家族がいて車選びに悩んでいる人には、こうした「車自体の酔いにくさ」も選ぶポイントの一つとして意識してみると良いかもしれない。